カウンセラー

これは、「カウンセラー」という言葉は、「アドバイザー」「アナリスト」「エンジニア」などと同様に多専門で用いられる呼称であるため、臨床心理士などの心理職に限定しず、称する事自体は業種・職種を問わずできるである事とも関わっている。

しかしながら、そもそも心理カウンセラーなどの心理職が扱う「心」「心理」「精神」とは、対象者の生命・身体・生涯・暮らしの根幹に関わるものであるため、高い専門性は元より厳格な倫理観も要求される。

それにより、そのような資質の裏付けとなる資格は、教育や任用に当たり大学・大学院、中央省庁、公的機構などが関わることでの公益性の担保、一定水準の認定試験の実施、現場での臨床実務訓練をこなした者に限る認定試験受験許可、教育組織と協力したカリキュラムの整備、などの体制を敷き専門性と倫理観を養成している。

このような、幾重にもわたる養成課程が整っている資格を有する者のみ、その養成課程を経る中で専門性や倫理観が醸成される事で活動を許されるものであり、通信教育・在宅教育のみや数回〜数十回程度の養成講座で取得できる資格を所持する者や、高価な費用を払う事で一朝一夕に取得できる資格を所持する者は、専門的観点・倫理的観点のどっちからも問題性・危険性が指摘されているため、活用や応用の際には注意を要する。

「自称心理カウンセラー」「自称○○カウンセラー」「カウンセラー類似者」による、偽心理コンサルタントや高額自己啓発セミナー、およびそれによる支出者被害が問題となっている。

 

心理カウンセラースクール 通信